「ファイナルファンタジーX/X-2」ゲームレビュー 前編

ファイナルファンタジーX/X-2」ゲームレビュー
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★ゲーム評価5★

先日ファイナルファンタジーX/X-2をプレイしたのでレビュー評価します。まずこのゲームはXと続編にあたるX-2の2作品をプレイすることができるため今回はXのみ、次回の記事にX-2を2回に分けて評価します。今回紹介するXは2001年7月19日にPlayStation2用ソフトで、2015年5月14日にはHDリマスター版がPlayStation4用ソフトとして発売された。今作の特徴としてファイナルファンタジー初のキャラクターボイス化とキャラクターの表情表現を実現したことが大きな特徴。
また、今までのシリーズは1つのソフトで完結していたが今作シリーズから続編のX-2が発売された。

後はグラフィックがPlayStation2版で発売されたにも関わらず綺麗で特に水の表現力に力を入れていて素晴らしかった。今作は作品の都合上シンという怪物が度々登場し海底をメインで活動していることや今作でメインのスポーツであるブリッツといわれる競技も水中の競技であるため水の演出が多いが、その際に出てくる水の表現力には圧倒され、これが本当に元々PlayStation2用で発売された作品なのかと驚かされる。今作での水の表現力は現在の技術力を持ってしてもなかなか出せないのではなかろうか。

そのほかにバトルのシステム面に関しても追記する。まず、今作は操作できるキャラクター7名の中からバトルに参加するキャラクターを3名選ぶことになるが、キャラクター1人1人特徴もあって味方の回復を得意とし召喚獣も使った戦いを得意とするキャラやボールを武器に空中のモンスターを倒すことを得意とするキャラ、敵からアイテムを盗んで調合したアイテム使用し敵を倒したり味方を補助したりするキャラ等、現実世界で考えればあり得ない斬新な戦い方をするキャラが多く面白い。その他の特徴としてFF10はレベル上げという概念がなく、レベルの変わりにスフィア盤というシステムがある。これはバトルで得た経験値をスフィア盤にあるコマを進めることでステータスを上げたり技を選んだりするシステムだ。コマも複数に分岐していてコマの進め方しだいでステータスに全然違いも出てくるため自分の好みにキャラクターを育成も可能だ。FF10はプレイしていて操作できるキャラが多くまたキャラクター1人1人特徴も違ってスフィア盤で自分の好きなようにステータスを割り当てたり自分好みの技を選べたりとできることが幅広くバトルのシステム面はかなり評価が高かった。

後は重要なストーリーの内容だが、「死の連鎖」と「悲しくも切ないラブストーリー」をテーマにしていて内容に関しては歴代FFシリーズの中でも群を抜いて素晴らしい。まず、今作は死をメインテーマにしていて、実際の作中では「シン」という脅威によって多くの人々が死んでしまう内容だが、その「シン」という存在によって永遠に続く負のスパイラルである「死の連鎖」をいかにして止めるかそれを主人公たちと一緒に前途多難な旅をしながら考えさせられる深い内容になっている。また、死という重いテーマの中に男女の切ないロマンスをうまく組み込んでいて、死という重いテーマと男女のロマンスというまったく相反するテーマの2つをうまく組み合わせることに成功していてストーリーをより際立てている。ストーリーの内容は老若男女問わず誰がプレイしても満足いく内容で、ストーリークリア後はまさかゲームでここまで感動すると思わなかったと思うはずだ。

以上を踏まえてレビュー評価を5としました。私はFF10を約10年ぶりぐらいにPS2版からPS4のHD版として再プレイしその10年間でいろんなゲームをプレイしてますが、ここまでストーリー評価の高いゲームには出会えてないぐらいストーリーが素晴らしいです。しかもFF10のすごいところはストーリーが1本道です。しかし、最近のRPGでは1本道で自由性がないゲームはよく酷評されますがこのゲームは違いRPGの1本道でありながら最高に評価が高いかなり稀なゲームです。自由性のない1本道でありながらストーリーの演出でプレイヤーを飽きさせない点は素晴らしく、実際にプレイしても1本道だと感じず勝手にストーリーに引き込まれる所はさすがだと思いました。ゲームの操作面でも不自由することもなくバトルのシステム面は操作できるキャラクターも多く特徴も全然違うためパーティーの組み合わせを考えるのも楽しいです。元はPlayStation2版のソフトでありながら色褪せないグラフィックに不自由ない操作面、そしてRPG史に残るストーリー等評価5は当然の評価となりました。以上でレビュー評価終了とします。